ファントマシリーズ
(危機脱出/電光石火/ミサイル作戦)
フランス/1964-1967年

 

ファントマはフランスの小説(1911年)の主人公で、正体は不明の天才的犯罪王。

小説の中のファントマは燕尾服にシルクハット、黒のマスクをつけたスタイル、アルセーヌ・ルパンじゃん。
モノクロのサイレント、トーキーなど古くから映画化されてきたらしいけど、1964年から1967年にかけて制作された3作が日本では知らている。

『ファントマ/危機脱出』 Fantomas (1964年)フランス映画
『ファントマ/電光石火』 Fantomas se dechaine (1965年)フランス映画
『ファントマ/ミサイル作戦』 Fantomas contre Scotland Yard (1967年)フランス映画

監督/アンドレ・ユヌベル

出演
警官ジューヴ ・・・・ルイ・ド・フュネス
新聞記者ジェローム・ファンドール・・・・・ジャン・マレー
ファンドールの恋人・カメラマン・・・・ミレーヌ・ドモンジョ

ファントマ/危機脱出

ファントマ・シリーズ第1作の『ファントマ/危機脱出』は、フランス全土を恐怖の渦にまきこんだ世紀の怪盗ファントマとパリ警視庁のジューブ警部、新聞記者ファンドールの戦いから始まる。

当時はCG技術もなくアクションシーンは命がけだったんだよ。

喜劇俳優として人気を博したルイ・ド・フュネス演じるヒステリックなジューブ警部。

ルイ・ド・フュネスのオーバーなコミカルアクションが日本人に通じるか疑問だけど、三部作は冒険コメディー仕立てになっている。

新聞記者ファンドールには、名優のジャン・マレー。
その恋人役のカメラマン、エレーヌは、ミレーヌ・ドモンジョ。
ミレーヌ・ドモンジョって可愛いよね〜〜「危機脱出」で即ファンになってしまった!

そしてファントマは・・・・・? 

■ストーリー
パリに高価な宝石を盗む怪盗ファントマが出現した。
テレビを通じてパリ警視庁のジューブ警部は「ファントマを必ず捕まえる」と宣戦布告。
一方、新聞記者のファンドールは恋人のエレーヌと協力して、ファントマは架空の人物だという記事をかいた、それがファントマの怒りを買い、ファンドールはファントマの手下に誘拐されてしまう。

ファントマはファンドールやジューブ警部に変装し犯罪のてを広げていく・・・・
オートバイや列車、ヘリコプターを乗りついでファントマを追うがファントマはモーター・ボートから潜水艦に乗りうつり、海中へ姿を消してしまった。

 

ファントマ/電光石火

シリーズの第2作は、ファントマを追いつめるジューブ警部の活躍!・・どうにかすると「大混戦」を思い出してしまった(笑)

クレジットタイトルが前作のストーリーを簡単にアニメで再現してるのは親切だね。













物語はジェーブ警部が前作でファントマと勇敢に戦った功績で表彰されるシーンから始まる。

テレパシー誘導装置を開発中のマルシャン教授がファントマに誘拐された。
ファントマはテレパシー誘導装置を使って世界を征服しようと考えた。
次に狙われるのはマルシャン教授と共同研究をしてるルフェーブル教授だ・・・・・・

2作目ではジャン・マレーは1人3役をこなしているんだ。

ファンドールはルフェーブル教授に変装し、おとりになってファントマをおびき出す作戦を思いついた。
ルフェーブル教授に変装したファンドールは恋人のエレーヌと共にローマに向かう。
ジューブ警部も部下を従えてローマへ。

弾丸を発射する葉巻やホールドアップするがコートの中には本当の右手が・・・ジューブ警部の秘密兵器も登場。
このシーンは、ルイ・ド・フュネスお得意の喜劇で楽しめるよ。

ファントマも教授に変装し、ローマの会議場へ。
そして会議場の中継を自宅のテレビで観ていた本物のルフェーブル教授は、ファンドールが変装したルフェーブル教授がテレビ局の質問に、しょうもない答えをしてるのをみて激怒。
本物のルフェーブル教授も空路ローマに向かう。

ファンドールが変装したルフェーブル教授、ファントマのルフェーブル教授、本物のルフェーブル教授・・・・3人のルフェーブル教授で会議場は大混乱。

そして2作目もファントマを取り逃がしてしまう。

ファントマの乗ったシトロエンDSは、車体から翼がでてきた、後部には尾翼とジェットエンジン・・・・ジェット機と化して飛び立ってしまった。

 

ファントマ/ミサイル作戦

3作は英国でファントマと対決、三部作の完結編。

人類を滅亡させる兵器を手に入れたファントマは、世界中の資産家に命を保証する代わりに金を出せと脅す。

ファントマトとその手下。

おなじみジューブ警部と部下のベルトラン。

ファンドールと恋人のエレーヌ。

ファントマの計画は失敗したが、ラシュレー家から奪った宝石箱を自転車に乗せて城近くの道路を走り去るファントマが変装したラシュレー卿。

迎えの車の中でラシュレー卿の仮面を脱ぐファントマ・・・

この三部作の映画、主演はファントマではなくジューブ警部(ルイ・ド・フュネス)なんだよね〜
ジューブ警部とファントマの対決に新聞記者ファンドールとその恋人エレーヌが加わって話が展開するのだけど、結局ファントマって誰?(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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