ニュー・シネマ・パラダイス イタリアの名匠ジュゼッペ・トルナトーレによる、映画史に残る名作。 監督 ジュゼッペ・トルナトーレ 出演者 音楽 ローマに住む映画監督サルヴァトーレのもとに、故郷の母から電話入った。 第二次世界大戦で父親を亡くした「トト」と呼ばれていた幼いサルヴァトーレ少年は、シチリア島の僻地の村で、母と妹の3人で暮らしていた。 娯楽といえば、村の広場にある、教会を兼用した小さな映画館「パラダイス座」だった。 トトはた母から頼まれたお使いのお金を、映画に使ってしまうほどの映画好きで、毎日映画館へ通い、映写室に入り浸っていた。 映写技師アルフレードは、トトを自分の子供のように、可愛がっていた。 映写室に来たトトは、カットされたキスシーンのフィルムを欲しいと言う。 連日、映画館は大賑わいで映画館に入りきれなかった客のために、、広場の壁に映画を写した。 外で映画を見ていたトトは、あわてて映写室に行き、アルフレードを捜し、必死で救助する。 唯一の娯楽場は無くなったが、サッカーくじをあてた男によって、映画館は再建された。 その映写館の技師を、アルフレードの指導で幼いトトが勤めた。 トトは、学校に通いながら映写技師として成長した。 そんなある日、同じ学校の転校生エレナに一目惚れした。 」 銀行の重役の娘エレナとトトとは釣合がとれなかったがお互いに愛しあうようになった。 傷心のトトはローマへ旅立った。そして映画監督として大成功する。 アルフレードの葬式のために30年ぶりに故郷に帰った。 そこで目にしたのは、テレビやビデオが普及から映画館に客がこなくり、廃屋となった映画館の荒れ果てた姿だった。 アルフレードの葬儀に参列したトトは、懐かしい人々に会う。 アルフレードの妻からは、預かっているものがあるから、帰る日までに取りに来て欲しいと言われた。 かって村人の唯一の娯楽だった映画館は取り壊された。 トトはローマの映画スタジオに戻り、アルフレードが形見に残してくれたフィルムを見る。 少年時代のトト、青年時代のトトそして、映画監督として成功したサルヴァトーレ(トト)。 ラストシーンの、アルフレードの形見のフィルムを上映する場面は涙なしには見ることが出来ない。 テーマ曲の「ニュー・シネマ・パラダイス」は、イタリア製西部劇「荒野の用心棒」などの名曲を残したエンニオ・モリコーネだ。 ■作中に登場する映画■ どん底
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