続・夕陽のガンマン
he Good, the Bad and the Ugly

イタリア/1966年
上映時間 162分

続・夕陽のガンマン(伊: Il buono, il brutto, il cattivo) は、セルジオ・レオーネ監督による、マカロニ・ウエスタンの傑作で、「荒野の用心棒」(1964年)「夕陽のガンマン」(1965年)に続く第3作目。

続となっているが前作「夕陽のガンマン」の続編ではない・・・また、夕陽のガンマンという邦題になっているが、作品の中に夕陽が出てくるシーンは1度もない。

エンニオ・モリコーネによる音楽も有名で、テーマ曲をはじめ、クライマックスで流れる「黄金のエクスタシー」は、様々な映画やアーティストに影響を与えた。

舞台は南北戦争末期の西部。
卑劣漢、悪玉、善玉の三人のガンマンの紹介から始まる。

卑怯な奴■お尋ね者のトゥーコ(E・ウォラック)

悪い奴■殺し屋のエンジェル・アイズ(L・V・クリーフ)

そして、良い奴■ブロンディ(C・イーストウッド)

南軍が隠した20万ドルの金貨を巡って、卑怯な奴、悪い奴、良い奴の三つどもえの駆け引きが繰り広げられていく。

監督/セルジオ・レオーネ
製作/アルベルト・グリマルディ
脚本/セルジオ・レオーネ
脚本/ルチアーノ・ヴィンチェンツォーニ
脚本/トニーオ・スカルペリ
撮影/トニーノ・デリ・コリ
音楽/エンニオ・モリコーネ

出演:

        
クリント・イーストウッド
 
リー・ヴァン・クリーフ  イーライ・ウォラック
 
     
     



トゥーコが銃砲店で、のギャランドリボルバーを手にする場面があるが、この銃が発明されたのは1868年。
この映画は1862年の設定なので時代錯誤。

Galand Revolver

3丁のコルト・ネイビーリボルバーのシリンダー、フレーム、バレルを選び組み立てるシーンは、マニアの心をくすぐる。

シリンダーロックにシリンダーディボットがどのくらいフィットしているか聞き取ったりなど・・・・
見かけによらずこの男、銃の腕前もたいしたものだ。

銃の試し打ちをするとき、店主から弾を渡されるのは・・・・金属薬莢なのである。
このコルト・ネイビーリボルバー M1851は、パーカッション式ではなく 金属薬莢が使えるコンバージョン・モデルなのだ。

コルト社からコンバージョン・モデルが登場するのは、1870年代に入ってからであるが、それ以前にガンスミスと呼ばれていた鍛冶屋が、コルトなどのパーカッション式の銃を金属薬莢が使用できるように改造をしたといわれている。(最初のコンバージョンは1859年)

クリント・イーストウッドの三部作には、シルバースネイクのコルトネイビーM1851が使われている。

それぞれのシーンがやたら長い・・・

砂漠のシーンは長すぎる、砂漠を歩かされるブロンディの単調で気だるい雰囲気が観ている側にも伝わってくる(笑)。

ラストシーンもこれでもかというくらい長い。
もし、この場面に立ち会っていたら我慢できずに銃を抜いているだろう・・・・

なぜか、卑怯な奴だけど間抜けで憎めない。

エンジェル・アイズの銃はレミントン・ニュー・モデル・アーミー・リボルバー、パーカッション式の銃なのにガンベルトには、なぜか金属薬莢が・・・??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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