13F
(原題:THE THIRTEENTH FLOOR)
アメリカ/1999年
上映時間: 1時間40分
『マトリックス』と同年に製作された、睡眠を利用した共有バーチャルリアリティ世界と現実の世界を描いた作品。
作品としてはアクション性もなく地味な作品だけど、知らないうちに物語の中に吸い込まれていく完成度の高い仕上がりになっている。
■スタッフ
監督: ジョゼフ・ラズナック
脚本: ジョゼフ・ラズナック
原作: ダニエル・ガロリー
■出演
■あらすじ
1999年、高層ビルの13F。
ダグラス・ホール(クレイグ・ビアーコ)は仮想現実創作技術を駆使し、コンピュータ内に1937年のロサンゼルスを再現しようとしていた。
目的は、仮想現実世界の住人たちに意識をリンクさせ、シミュレートした世界に入り込もうとするものだった。
ある朝、ダグラス・ホールが目覚めるとダストボックスに血まみれのシャツがあった、自分でも記憶が無かった。
そこへ彼の上司であるハンノン・フラー(アーミン・ミューラー=スタール)が、何者かによって殺害されたという報せが入る。
容疑者にされてしまったダグラス・ホールは、事件の真相を追ううちに1937年と現在にパラレル・ワールドが存在し、そこで危険な二重生活が展開されていることを知る。
過去と現在が“13F”で交錯、そして自分の存在そのものさえ疑わざるを得なくなる…。
コンピュータ内には1937年のロサンゼルスが再現されていた。
物語の着眼点とアイデアが面白い。
ジェイン・フラーの娘役のグレッチェン・モル。
全体的に役者の知名度が低いのがちょっと残念・・・。
コンピュータが世に出ていない1937年の世界の人物が仮想現実の世界に気付くのは??など、細部はおかしい所もあるが、最後まで楽しめる映画だ。
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