●ゴルゴ13
原作:さいとう・たかを
アニメ制作/アンサー・スタジオ
ゴルゴ13は、1968年(昭和43年)11月発売の「ビッグ・コミック」1969年1月号「第1話 ビッグ・セイフ作戦」の掲載からスタートした。
超一流のスナイパーデューク東郷の活躍を描く劇画。
アニメ版のゴルゴ13は、 2008年(平成20年)4月11日から、2009年3月27日まで全50話が放送された。
このアニメ以前にセルアニメではなく、劇画の静止画に登場人物の声や効果音などを吹き込んだ、スチールアニメがあった。(1971年4月から7月までTBSの平日23:30
- 23:40で放送)
1973年、東映で高倉健主演の実写版「ゴルゴ13」が制作された。
1977年には主演:千葉真一による、「ゴルゴ13 九竜の首」の実写版もがある。
●あしたのジョー
原作:高森朝雄(梶原一騎) 作画:ちばてつや
アニメ制作/虫プロダクション、東京ムービー新社
1970年(昭和45年)4月1日 - 1971年(昭和46年)9月29日、毎週水曜19時 - 19時30分、フジテレビ系放映(全79話)。
天涯孤独の矢吹ジョーは、少年院で出会った宿敵・力石徹を倒すためボクシングの猛特訓を受け、やがて2人はプロのリングで激突。
1980年(昭和55年)10月13日から1981年(昭和56年)8月31日の間、「あしたのジョー2」が日本テレビ系で全47話放送された。
「燃えたよ……まっ白に……燃えつきた……まっ白な灰に……」。
あしたのジョー2は、前作の続編で力石との対戦後から始まり、カーロス戦までは事実上のリメイクとなっている。
原作にないオリジナルストーリーもふんだんに盛り込まれていた。
ジョーのライバルである力石徹が死んだ時には、有志による実際に葬式まであった・・・・
あしたのジョーは、講談社の「週刊少年マガジン」に、1968年(昭和43年)1月1日号(発売日は1967年(昭和42年)12月15日)から1973年(昭和48年)5月13日号にかけて連載された作品である。
1970年7月に、石橋正次主演で映画化。
2011年2月にも東宝系で山下智久主演の実写映画が公開された。
■ちばてつやの主なテレビアニメ■
●ハリスの旋風
原作:ちばてつや
アニメーション制作:ピー・プロダクション
放送期間:1966年5月5日 - 1967年8月31日(全70話)
●あかねちゃん
原作:ちばてつや
アニメーション制作: 東映動画
放送期間:1968年4月6日 - 1968年9月29日(全26話)
●おれは鉄兵
原作:ちばてつや
アニメーション制作: シンエイ動画
放送期間:1977年9月12日 - 1978年3月27日(全28話)
●あした天気になあれ
原作:ちばてつや
アニメーション制作: 土田プロダクション
放送期間: 1984年10月6日 - 1985年9月20日(全47話)
●巨人の星
原作:梶原一騎 作画:川崎のぼる
アニメ制作/東京ムービー
巨人の星は、1966年から1971年まで「週刊少年マガジン」に連載された、原作:梶原一騎、作画:川崎のぼるの野球漫画を原作として制作された。
(続編の「新巨人の星」、週刊読売1976年10月2日号 - 1979年4月15日号に掲載を含む)
1966年から連載された巨人の星
アニメ版は原作をほぼ忠実に再現しているが、アニメ版独自のストーリーもふんだんに盛り込まれている。
●放送期間 巨人の星(第1作): 1968年3月30日 - 1971年9月18日
●新・巨人の星(第2作): 1977年10月1日 - 1978年9月30日
●新・巨人の星II(第3作): 1979年4月14日 - 9月29日
■川崎のぼるの主なテレビアニメ■
●アニマル1
原作:川崎のぼる
放送期間 1968年4月1日 - 9月30日(全27話)
●荒野の少年イサム
原作:山川惣治・作画:川崎のぼる
放送期間 1973年4月4日 - 1974年3月27日(全52話)
●いなかっぺ大将
原作:川崎のぼる
放送期間 1970年10月4日 - 1972年9月24日(全140回)
●赤胴鈴之助
原作:武内つなよし
アニメ制作/東京ムービー
赤胴鈴之助は、1954年に「少年画報」に掲載された武内つなよしの漫画をフジテレビがアニメ化。
1972年4月5日 - 1973年3月28日にフジテレビ系列で全52話が放送された。
「チョコザイな小僧め、名を名乗れ!」
「赤胴鈴之助だあ!」
1957年1月7日からラジオ東京 (現TBSラジオ)で連続ラジオドラが始まった。
1959年2月14日まで42回放送された。
公募で選ばれた当時小学生の吉永小百合はこのラジオドラマでデビューした、その他の出演者には後に参議院議員となる当時15歳の語り手が山東昭子、藤田弓子、宝田明などが参加していた。
赤胴鈴之助は、アニメ以前にラジオドラマをはじめ、実写映画、実写テレビドラマなどがあり、テレビドラマは、ほぼ同時期(1957年)に異なる局で2種類の番組が製作された。
大阪テレビ放送(現・朝日放送)版
1957年9月20日 - 1958年10月3日に放送(全55話)。
出演は吉田豊明、石田茂樹、矢野文彦、松井茂美など。
ラジオ東京(現・TBSテレビ)版
1957年10月2日 - 1959年3月25日に放送(全55話)。
放送時間は毎週水曜18:15 - 18:45。
出演は、尾上緑也(6代目尾上松助)、小林重四郎、高杉哲平、神田正夫、吉永小百合(テレビ初出演)、五月みどり、野沢雅子、大平透、大塚周夫など。
その他、1957年〜58年の2年間で9本の映画版が製作された。
●丸出だめ夫
原作:森田拳次
アニメ制作/スタジオぴえろン
1964年から1967年まで週刊少年マガジンで連載された。
勉強まるでダメな丸出だめ夫と科学者で父親が発明したポンコツロボットが繰り広げるドタバタコメディ。
だめ夫とボロットの関係は、のび太とドラえもんの関係に近い。
テレビアニメ化されたのは1991年。
アニメより先に実写版のテレビドラマが放送されていた。
(1966年3月7日から1967年2月27日まで。モノクロ・全52話)
丸出だめ夫のテレビアニメは、1991年11月2日から1992年9月26日までフジテレビ系で毎週土曜18:30
- 19:00の時間帯に放送された。(カラー・全47話)
■森田拳次の主なテレビアニメ■
●ロボタン
原作:森田拳次
アニメーション制作 サンプロダクション、Aプロ
放送期間 1966年10月4日-1968年9月27日(全104話)
●ムーミン
原作:トーベ・ヤンソン、ラルス・ヤンソン
1969年版 1969年10月5日 - 1970年12月27日(65回)
制作:東京ムービー(1 - 26話)、虫プロダクション(27 - 65話)
1972年版 1972年1月9日 - 12月31日(52回)
制作:虫プロダクション
フジテレビの「カルピスまんが劇場」で放送が開始された。
第7話「さよならガオガオ」のフィルムを原作者のトーベ・ヤンソンに見てもらったら、ヤンソンから「これは、私のムーミンではありません。」とクレームがついた。
大塚康生のキャラクターデザインが、丸みを帯びてシャープさが無く太ったスタイルの別ものと思われたらしい。
第27話「顔をなくしたニンニ」から、ヤンソン側のクレームを受け入れ ムーミンたちの耳をとがらせたり、顔つきを変えたりしてみたが、あまりにも不評だったので「日本国内でのみ放送する」という条件で、元のキャラクターデザインに戻された。
1972年版のムーミンは元のキャラクターデザインに戻されたが、旧ムーミンと比べ、体形もスマートになるなどの変更点もあった。
●科学忍者隊ガッチャマン
原作:吉田竜夫
アニメ制作/タツノコプロ
[科学忍者隊ガッチャマン]は、タツノコプロが制作したSFアニメ。
世界征服を企む謎の支配者・総裁X率いる悪の秘密結社ギャラクターと、国際科学技術庁の南部博士によって組織された、5人の科学忍者隊の戦いを描いた作品。
1972年10月1日から1974年9月29日までフジテレビ系で毎週日曜日18時00分から18時30分に全105話が放送された。
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南部考三郎博士(48歳)
科学忍者隊生みの親で、彼らの親代わりでもある。
国際科学技術庁(ISO)の中でいち早くギャラクターの存在を察知した人物。 |
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大鷲の健 / G-1号(18歳)
本作の主人公。
本名・鷲尾健。
科学忍者隊のリーダー。
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コンドルのジョー / G-2号( 18歳)
本名・ジョージ浅倉。
日系イタリア人。
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白鳥のジュン / G-3号(16歳)
苗字は作品中では明らかにされていない。
アメリカ人と日本人のハーフ。
身長160センチ、体重45キロ。
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燕の甚平 / G-4号(推定年齢11歳)
身長120センチ、体重30キロ。
一人でジュピター山をさまよっている時ジュンに発見された孤児で、ジュンと同じ孤児院で育った。
そのため、ジュンを姉のように慕う。
健を常に「兄貴」と呼んでいる。
ジュンと同じく苗字は不明。
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みみずくの竜 / G-5号(17歳)
本名・中西竜。
身長170センチ、体重80キロ。
日本の東北地方の漁師の息子。
普段はヨットハーバーの管理人。
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1972年(昭和47年)、小学1年生(小学館)10月号から1973年8月号まで、源田秀夫(あや 秀夫)の科学忍者隊ガッチャマンが連載された。
1973年9月号から1974年3月号まで七戸洋之助。
その他、 小学館の学習雑誌に連載
小学二年生 1972年9月号 - 1973年4月号 丹治道雄、1973年5月号 - 7月号 かたおか徹治、1973年8月号
-1974年3月号 村上ゆたか、1974年4月号 - 9月号 渡辺福男
小学三年生 1972年9月号 - 1974年1月号 菅原わたる
小学四年生 1972年9月号 - 1973年3月号 いいだひろ詩、 1973年4月号 - 1974年3月号みやぞえ郁雄
小学五年生 1972年9月号 - 1973年12月号 時里信一
小学六年生 1972年9月号 - 1973年8月号 林信徳
2013年8月には、「日活100周年×タツノコプロ50周年記念作品」として実写版のガッチャマンが公開された。
■ラジオドラマ版のガッチャマンもあった。
文化放送の制作で、1978年4月9日から9月3日にかけて毎週日曜日の17時30分から18時00分の時間帯にラジオドラマとして放送された。
■吉田竜夫の主なテレビアニメ■
●宇宙エース
原作:吉田竜夫
アニメーション制作 竜の子プロダクション
放送期間 1965年5月8日 - 1966年4月28日(全52話)
●マッハGoGoGo
原作:吉田竜夫
アニメーション制作 タツノコプロダクション
放送期間 1967年4月2日 - 1968年3月31日(全52話)
●ハクション大魔王
原作:吉田竜夫
アニメーション制作 タツノコプロ
放送期間 1969年10月5日 - 1970年9月27日(全52話)
●新造人間キャシャーン
原作:吉田竜夫
アニメーション制作 タツノコプロ
放送期間 1973年10月2日 - 1974年6月25日(全35話)
●ヤッターマン
原作:タツノコプロ企画室
アニメ制作/タツノコプロ
「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」は、タイムボカンシリーズの2作目。
1977年1月1日から1979年1月27日までフジテレビ系列で全108話が放映された。
2008年には、1月から翌年の9月まで「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」のリメイク版60話が放送された。
地球上のどこかにある黄金のありかを示した「ト゛クロストーン」を巡って、ヤッターマンと泥棒一味ドロンホ゛ーとの戦いを描いた作品。
ヒーローに変身する男女ペアの主人公、ゾロメカ、おだてブタ、三悪メカ爆発時のドクロ雲など、後にシリーズを象徴することになる要素のほとんどが本作で誕生した。
父親が製造途中で放棄してしまった大きな犬型のロボットを、ガンちゃんはガールフレンドのアイちゃんと一緒に完成させる。
ロボット犬を金儲けの道具にしか使わない父親にないしょで、ロボット犬を正義のために役立てることを考えた。
そして、自らも正義を守るヒーロー「ヤッターマン」となることを決意した。
一方イカサマ商売で活動資金を荒稼ぎする悪党・ドロンボー一味、ドロンジョ、トンズラー、ボヤッキーの3人。
2009年3月に実写版の「ヤッターマン」が松竹と日活の共同配給で上映された。
ヤッターマン1号 高田 ガン/櫻井翔
ヤッターマン2号 上成 愛/福田沙紀
ドロンジョ役の 深田恭子はセクシーでよかったなぁ・・・・
■タツノコプロ企画室の主なテレビアニメ■
●タイムボカン
原作:タツノコプロ企画室
アニメーション制作 タツノコプロ
放送期間 1975年10月4日 - 1976年12月25日 (全61話)
●ゼンダマン
原作:タツノコプロ企画室
アニメーション制作 タツノコプロ
放送期間 1979年2月3日 - 1980年1月26日 (全52話)
●宇宙の騎士テッカマン
原作:タツノコプロ企画室
アニメーション制作 タツノコプロ
放送期間 1975年7月2日 - 1975年12月24日 (全26話)
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