★ 懐かしいテレビアニメその4 ★

 

●ルパン三世
原作:モンキー・パンチ
アニメ制作/東京ムービー

1971年-1972年 ルパン三世(第1シリーズ)
1977年-1980年 ルパン三世(第2シリーズ)
1984年-1985年 ルパン三世 PARTIII(第3シリーズ)
2012年 LUPIN the Third -峰不二子という女-(スピンオフ)
2015年-2016年 ルパン三世(第4シリーズ)

ルパン三世は、8月10日号(創刊号) WEEKLY漫画アクションで連載が始まった。

1969年5月22日号まで連載。全94話。

出版社 双葉社

 

テレビアニメシリーズ第1弾は1971年10月24日-1972年3月26日に放送された。
怪盗ルパンの孫で大泥棒のルパンの相棒、早撃ちが得意の次元大介、斬鉄剣が武器の石川五エ門、正体が謎につつまたセクシー泥棒・峰不二子と、ルパン三世逮捕に執念を燃やす銭形警部が繰り広げる活躍を描く。

ルパン三世
怪盗アルセーヌ・ルパンの孫で、頭脳明晰で狙った獲物は逃さない!
しかし、女性にはめっぽう弱い。

次元大介
クールな早打ちの名人。
原作では刑事役として初めて登場した、テレビアニメはルパンと敵同士として原作とは違った登場の仕方になっている。

石川五ェ門
石川五右衛門の13代の末裔で、切れないものはないとされている斬鉄剣を持つ居合の達人。
初登場はルパンを狙う殺し屋という設定 だった。

峰不二子
前期と後期の演出路線変更が著しく、前期はセクシーで小悪魔的な性格で、仲間というより利害が一致した時だけ手を組む独立した女盗賊として描かれている。
後期は髪型もショートボブカットとなり、仲間的色彩が強くなる。
性格も、より明朗活発な女性として描かれている。

銭形警部
警視庁所属、銭形平次の子孫になる銭形幸一。

放送を開始した当初は大人向けの作品を志向していたが、当時の視聴者の関心を集めることができず、対象年齢を下げるという路線変更の後に打ち切られた。

放映終了後、放映料が安かったこともあって全国で再放送が繰り返された結果、そのたびに人気が高まり、5年後の1977年に『ルパン三世 (TV第2シリーズ)』が製作された。
この第2シリーズの高評価により、現在までに及ぶルパン三世のキャラクターと人気が確立した。

実写版では
ルパン三世 念力珍作戦(1974年、東宝)
原作 モンキー・パンチ
製作 藤岡豊、大木亀雄
出演者
目黒祐樹
田中邦衛
江崎英子
伊東四朗


ルパン三世(2014年、東宝)
原作 モンキー・パンチ
製作 山本又一朗(プロデューサー)
池田宏之、濱名一哉(企画)
出演者 小栗旬
玉山鉄二
綾野剛
黒木メイサ
浅野忠信

 

■モンキー・パンチの主なテレビアニメ■

●緊急発進セイバーキッズ
原作:モンキー・パンチ
アニメ制作/東京ムービー新社
放送期間 1991年2月19日 - 1992年2月11日
話数 全50話(本編47話 + 総集編3話)


●ゲゲゲの鬼太郎
原作:水木しげる

第1シリーズ (1968年1月3日 - 1969年3月30日、全65回)
アニメーション制作 東映動画
第2シリーズ (1971年10月7日 - 1972年9月28日、全45回)
アニメーション制作 東映動画
第3シリーズ (1985年10月12日 - 1988年2月6日、全108回)
アニメーション制作 東映動画
地獄編 (1988年2月8日 - 1988年3月21日、全7回)
アニメーション制作 東映動画
第4シリーズ (1996年1月7日 - 1998年3月29日、全114回)
アニメーション制作 東映アニメーション
第5シリーズ (2007年4月1日 - 2009年3月29日、全100回)
アニメーション制作 東映アニメーション
墓場鬼太郎 (2008年1月10日 - 2008年3月20日、全11回)
アニメーション制作 東映アニメーション

ゲゲゲの鬼太郎は、水木しげる原作の漫画「ゲゲゲの鬼太郎」を原作とする妖怪アニメ作品。
1968年1月3日、フジテレビ系列で放送が開始された。
主人公の鬼太郎が、妖怪と人間が共存できる平和な世界を作るため、悪い妖怪と戦う物語。

1933年、紙芝居「墓場奇太郎」が原点で、後に貸本、少年雑誌、テレビアニメ、ドラマ、映画など様々な作品が作られた。
民話の「子育て幽霊」を伊藤正美が脚色し、辰巳恵洋の絵による「墓場奇太郎」で当時は「黄金バット」と並ぶ人気作品だった。


「墓場奇太郎」作・伊藤正美/画・辰巳恵洋

紙芝居作者として契約していた水木しげるは、紙芝居の貸元「阪神画劇社」からの依頼で「ハカバキタロー」を題材にした作品を描くよう勧められた。

水木しげるは、原作者伊藤正美の承諾を得て、オリジナルの紙芝居「蛇人」「空手鬼太郎」「ガロア」「幽霊の手」の4作を仕上げたが、空手鬼太郎以外は人気がなくそれ以降は製作されなかった。(鬼太郎は伊藤正美が考えたキャラクター)

貸本漫画家に転身した水木しげるは、1960年に伊藤正美の承諾を得て、兎月書房発行の怪奇短編『妖奇伝』(貸本漫画)で「墓場鬼太郎」の第1作、「幽霊一家」を発表。
第2作「幽霊一家 墓場鬼太郎」が掲載されるが『妖奇伝』は全く人気が出ず廃刊になった。

この時期の鬼太郎は、人間の味方ではなく、関わった人々に怪奇な結末をもたらす不吉な少年という位置づけだった。

廃刊後、鬼太郎シリーズの熱心な読者からのファンレターで、同年に同じく兎月書房から『墓場鬼太郎』と題した怪奇短編マンガ誌上で、 「地獄の片道切符」(第1巻)「下宿屋」(第2巻)「あう時はいつも死人」(第3巻)などのシリーズが発表された。

1965年、「週刊少年マガジン」で「墓場の鬼太郎」の「手」が読み切り掲載され、1967年から連載になった。
内容も悪い妖怪を退治する内容になり、「ゲゲゲの鬼太郎」に改題された。

1968年1月3日からフジテレビ系列で第1シリーズが放送開始。

「墓場の鬼太郎」のタイトルでアニメ化の企画が進行していたが、スポンサーから“墓場”に対するクレームがつき、「ゲゲゲの鬼太郎」に改題。

1971年10月、カラーアニメ作品として製作。

テレビドラマ「ゲゲゲの鬼太郎」
1985年8月5日、月曜ドラマランドで19:30〜20:54(54分)に放送された。
出演者/六浦誠、 竹中直人、 赤星昇一郎、由利徹、夏樹陽子

■実写映画「ゲゲゲの鬼太郎」
第1作目『ゲゲゲの鬼太郎』、2007年4月28日公開
第2作目『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』、2008年7月12日公開
出演者/ウエンツ瑛士、井上真央、田中麗奈、大泉洋、間寛平、小雪

■水木しげるの主なテレビアニメ■

●悪魔くん
原作:水木しげる
放送期間 1989年 4月15日 - 1990年3月24日(42回)


●フランダースの犬
原作:ウィーダ(マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー)
アニメ制作/ズイヨー映像、日本アニメーション

フランダースの犬はベルギー北部のフラーンデーレン地方を舞台に、イギリスの作家ウィーダが19世紀に書いた児童文学。
原作は短編のため、アニメは序盤から中盤までのほとんどがアニメオリジナルストーリーで占められている。

1975年1月5日から同年12月28日まで、全52話がフジテレビ系列の『カルピスまんが劇場』(世界名作劇場)で放送された。

最終回はあまりにも悲しすぎた。
「パトラッシュ…疲れたろう。僕も疲れたんだ。なんだかとても眠いんだ…パトラッシュ……」

アメリカでは(1999年版の監督:ケビン・ブロディ、主演:ジェレミー・ジェームズ・キスナー)原作の結末が可哀そうすぎるということで、出版物や実写版では「ネロは大聖堂で救われるハッピーエンド」と改訂されている。

■世界名作劇場の主なテレビアニメ■

●母をたずねて三千里
原作:エドモンド・デ・アミーチス
放送期間 1976年1月4日-12月26日(52回)

●トム・ソーヤーの冒険
原作:マーク・トウェイン
放送期間1980年1月6日-12月28日(49回)

●ペリーヌ物語
原作:エクトール・アンリ・マロ
放送期間 1978年1月1日-12月31日(53回)

●あらいぐまラスカル
原作:スターリング・ノース
放送期間 1977年1月2日-12月25日(52回)


●赤毛のアン
原作:L・M・モンゴメリ
放送期間 1979年1月7日-12月30日(50回)


●アタックNo.1
原作:浦野千賀子
アニメ制作/東京ムービー

アタックNo.1は浦野千賀子による少女漫画で、1968年1月から1970年12月まで「週刊マーガレット」に連載された。

1969年12月7日 - 1971年11月28日にかけて、東京ムービー制作によるアニメが フジテレビ系列で 放送された(全104話)。

富士見学園中等部に転校してきた主人公・鮎原こずえが、不良グループを率いてバレーボール部に挑戦。
力が認められてキャプテンとして迎えられる。
鮎原こずえと仲間達は様々な試練を乗り越え世界を目指す。

テレビ朝日系列の「木曜ドラマ」枠で、上戸彩主演のテレビドラマ版「アタックNo.1」が2005年4月14日より6月23日まで毎週木曜日21:00 - 21:54に放送された。

 


●うる星やつら
原作:高橋留美子
アニメ制作/スタジオぴえろ、ディーン

うる星やっらは1978年に「週刊少年サンデー」に初掲載され、1980年に本格的週刊連載となり、「タッチ」と共に当時の「少年サンデー」を支える二本柱だった。

テレビアニメは、1981年10月14日から1986年3月19日まで全218話がフジテレビ系列で放送された。(原作1巻から29巻までの内容がテレビアニメ化)

ラムちゃん登場!

宇宙人の鬼族代表と地球人代表が地球の命運を賭けて、諸星あたるとラムの果てしなき鬼ごっこが始まる。

 

■高橋留美子の主なテレビアニメ■

●めぞん一刻
原作: 高橋留美子
放送期間 1986年-1988年

●らんま1/2
原作:高橋留美子
放送期間 1989年4月15日 - 9月16日(全18話)
らんま1/2 熱闘編 1989年10月20日 - 1992年9月25日 全143話(通算161話)

●犬夜叉
原作:高橋留美子
放送期間 2000年10月16日 - 2004年9月13日(全167回)



●ど根性ガエル
原作:吉沢やすみ
アニメ制作/東京ムービー

ど根性ガエルは、「週刊少年ジャンプ」で1970年7月27日号から1976年6月14日号まで連載。
アニメ版は1972年10月7日から1974年9月28日まで、全103話が朝日放送系列で放送された。


主人公の中学生・ひろしは、ガキ大将・ゴリライモとの取っ組み合いのケンカの最中に投げ飛ばされ、偶然その場に居合わせた黄色いアマガエルを潰してしまう。
そのアマガエルはひろしの着ていたシャツに張り付き、平面ガエルの「ピョン吉」として生まれ変わり、ひろしと共に助け合いながら「ど根性」で困難を乗り越えていく。

2015年7月11日から9月19日まで毎週土曜、日本テレビ系列「土曜ドラマ」で松山ケンイチの主演で実写テレビドラマ化され放送された。

■テレビドラマ「ど根性ガエル
原作 吉沢やすみ『ど根性ガエル』
出演者 松山ケンイチ、満島ひかり(声)、 前田敦子


●おらぁグズラだど
原作:笹川ひろし
アニメ制作/タツノコプロ

1967年10月7日から1968年9月25日までフジテレビ系列局で放送。
森永製菓の一社の提供で、モノクロ作品、全104話(全52回、1回につき2話放送)。

「おらぁグズラだど」の原作は笹川ひろしが「週刊少年サンデー」に1966年3月13日号で発表した「オンボロ怪獣クズラ」。

 オンボロ怪獣クズラ


アニメの放送期間中には板井れんたろうによるコミカライズ作品が「週刊少年サンデー」で連載されていた。

放送から20年後の1987年10月12日から1988年9月20日まで、リメイクされたカラー作品がテレビ東京系列局 (TXN) で放送された。


●宇宙少年ソラン
原作・福本和也絵・宮腰義勝
アニメ制作/TBS、TCJ

宇宙少年ソランは 1965年5月4日から1967年3月28日の間、全96話が森永製菓の一社の提供で放送された。

反陽子爆弾の開発者である立花博士は、悪用されることを恐れ妻子とともに地球を脱出したが航行中に事故に遭遇した。
せめて子供だけでもと考えた立花博士は子供をカプセルに入れて宇宙空間に漂流させた。
地球の15倍の重力を持つソラン星の住人により救助された少年は「ソラン」と名付けられ、サイボーグ化され、生き別れの姉を探しながら、その驚異のパワーで悪と闘う。
宇宙リスのチャッピーを相棒にして地球に帰還したソランは、考古学者古月博士・ミカ親子の家で暮らしながら、次々に起こる難事件に立ち向かう。

週刊少年マガジンで1965年20号から1966年45号、1965年夏休み特大号(別冊)でコミカライズされた。

 


●タッチ
原作:あだち充
アニメ制作/グループ・タック

「タッチ」は、週刊少年サンデーに1981年から1986年まで連載された。
高校野球を題材に双子の上杉達也・和也と幼馴染の浅倉南の3人を軸にした、あだち充の漫画のアニメ化。

1985年3月24日から1987年3月22日まで101話がフジテレビ系列で放送された。


「月曜ドラマランド」で1987年6月1日にテレビドラマ、実写版の{タッチ」放送された。
南役は1986年に開催されたミス南コンテストグランプリの浅倉亜季。
達也と和也は男闘呼組の岡本健一が一人二役で演じた。

2005年に原作をベースにしたオリジナルストーリーで、長澤まさみ主演の実写版「タッチ」が東宝系で公開。
達也と和也の役を双子の斉藤祥太・慶太兄弟が演じた。

■あだち充の主なテレビアニメ■

●H2
原作:
アニメ制作/葦プロダクション
放送期間 1995年6月1日 - 1996年3月21日 39話(未放映 2話)

●みゆき
原作:あだち充
アニメ制作/キティ・フィルム
放送期間 1983年3月31日 - 1984年4月20日 (全37話)

●クロスゲーム
原作:あだち充
アニメ制作/SynergySP
放送期間 2009年4月5日 - 2010年3月28日(全50話)

●陽あたり良好!
原作:あだち充
アニメ制作/ グループ・タック
放送期間 1987年3月29日 - 1988年3月20日(全48話)

 


●黄金バット
原作:永松健夫
アニメ制作/第一動画

漆黒のマントを身にまとった金色の骸骨「黄金バット」は、昭和初期の紙芝居から始まった。

昭和40年代には漫画(週刊少年キング 1966年51号・52号、作画 一峰大二/少年画報1967年4月号 - 1968年3月号、作画 智プロ、井上智 )・映画・テレビアニメ化された。

1967年(昭和42年)4月1日から1968年(昭和43年)3月23日まで、全52話が日本テレビ系列で土曜の19時から30分番組として放送された。

■1950年頃、黄金バットが宿敵ナゾーと戦う紙芝居。

黄金バット ナゾー編(紙芝居)

■実写映画の黄金バットは1950年12月23日公開された(黄金バット 摩天楼の怪人)。
監督/志村敏夫、原作/永松健夫
キャスト/上田竜児、杉寛、茂崎幸雄、鈴丘玲子、美空ひばり

1966年には、主演に千葉真一を迎え、実写化した。
監督/佐藤肇、企画/扇沢要、原作/永松健夫
キャスト/千葉真一、山川ワタル、筑波久子、高見エミリー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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