2023-5

2023年5月11日
Google Bard
日本語対応!

近年、人工知能(AI)の進歩は目覚ましく、私たちの生活に大きな影響を与えています。
言語モデルに基づく会話型AIまたはチャットボット、画像生成AI、デザイン作成・・などなど AIは、さまざまな分野で活用され始めており、今後もその利用範囲は拡大していくと考えられます。

Google Bard は、Google AI の言語モデルで、テキストとコードの大規模なデータセットでトレーニングされています。
テキストの生成、言語の翻訳、さまざまな種類のクリエイティブコンテンツの作成、質問への回答を行うことができます。

Google Bard は、会話型 AI またはチャットボットとも呼ばれる、ユーザーと対話するように設計された人工知能の一種です。

Google Bard は、Google 検索を通じて現実世界からの情報にアクセスして処理し、検索結果と一貫した応答を維持できます。
今年の4月10日に一般公開をされて以来、英語しか対応していませんでした。
そして、5月11日にバードが日本語に対応しました!

まだ開発中ですが、次のような多くの種類のタスクを実行することを学びました。

●あなたの指示に従い、あなたの要求を慎重に完了するために最善を尽くします。
●オープンエンド、やりがいのある、または奇妙な質問であっても、私の知識を使用して包括的かつ有益な方法で質問に答えます。
●詩、コード、スクリプト、楽曲、メール、手紙など、テキストコンテンツのさまざまなクリエイティブなテキスト形式を生成します。私はあなたのすべての要件を満たすために最善を尽くします。

■まずGoogleなどのブラウザで「bard」で検索するか、アドレス欄にhttps://bard.google.com/と入力。
Bardのページが開きます、、「試験運用中」(1)と表示されているので今後の進化が楽しみです。
画面右下の「Bardを試す」をクリックすると、「利用規約とプライバシー・ユーザーのデータとBard」が表示されるので、スライドを下まで下げ、右下のボタンが「同意する」に変わるのでクリックします。

「Bardは試験運用中のサービスです」の案内が開くので「続行」をクリックすると、使い始める事が出来ます。

画面左に(2)メインメニューが並び、右画面にプロンプトを入力する枠(3)や出力があります(5)。
左上の三本線(4)を押すと、メインメニューを閉じる事が出来ます。

メニューの解説

●「チャットをリセット」(6)・・・チャットセッションのリセット。
●「Bardアクティビティ」(7)・・・ここではプライベートな内容の管理もできます。

Bard アクティビティのオン/オフ(8)ができます。
自動削除(9)最大で36 ヶ月保存できるようですが、自動削除したくない場合の選択肢もあります。

●「よくある質問」(10)・・・迷った時のFAQも用意されています。
●「最新情報」(11)・・・Bardの機能が追加されたりした場合は、ここに表示されるので定期的にチェックしましょう。
●「ヘルプとサポート」(12)・・・スタートガイドなどサポートです。

画面左下に「ダークモード」よ「ライトモード」の切り替えもあります。

プロンプト入力枠に「玉子焼きの作り方を教えて」(13)と入力してみました。

送信ボタン(14)を押すと回答が表示されます。

この回答以外にも右上の「他の回答案を表示」(15)で3つの案が表示されます。

気に入ったモノが無い場合は、(16)で新たな回答が再生成されます。
最下部のエクスポート(17)をクリックするとGoogleドキュメントやGmailに貼り付けることができます。

右下の3つの点で「コピー」ができます。

注意
ベータ版(試験運用中)のため、新しいプロンプトを続けてやると不具合が出る場合があるので、チャットを1回1回 リセットした方がいいようです。

OpenAIのChatGPT、MicrosoftのBingとGoogleのBardの比較

ChatGPT、Bing、Bardはいずれも、大規模な言語モデルに基づくチャットボットサービスです。
テキストの生成、言語の翻訳、さまざまな種類のクリエイティブコンテンツの作成、質問への回答を有益な方法で行うことができます。
ただし、それぞれに特徴やメリット、デメリットがあります。

ChatGPTは、OpenAIが開発した大規模な言語モデルです。
テキストとコードの膨大なデータセットでトレーニングされており、テキストの生成、言語の翻訳、さまざまな種類のクリエイティブコンテンツの作成、質問への回答を有益な方法で行うことができます。
ただし、まだ開発中であり、完璧ではありません。
誤った情報や誤解を招く情報を生成する可能性があります。
※ChatGPTは「GPT-3.5(2021年までのデータベース)」言語モデルを使用。

Bingは、Microsoftが開発した検索エンジンです。
テキストの生成、言語の翻訳、さまざまな種類のクリエイティブコンテンツの作成、質問への回答を有益な方法で行うことができます。
ただし、ChatGPTほど洗練されておらず、テキストの生成や言語の翻訳の精度は低い場合があります。
※BingのAIチャットは、ChatGPTを開発したOpenAIの「GPT-4」を採用しています。

Bardは、Google AIが開発した大規模な言語モデルです。
テキストとコードの膨大なデータセットでトレーニングされており、テキストの生成、言語の翻訳、さまざまな種類のクリエイティブコンテンツの作成、質問への回答を有益な方法で行うことができます。
LaMDAは、テキストとコードの大規模なデータセットでトレーニングされており、テキストの生成、言語の翻訳、さまざまな種類のクリエイティブコンテンツの作成、質問への回答を行うことができます。

今回のアップデートでLaMDAからPaLM 2に移行されたようです。
ただし、まだ開発中であり、完璧ではありません。
誤った情報や誤解を招く情報を生成する可能性があります。
LaMDA(Language Model for Dialogue Applications)とPaLM 2(Pathways Language Model 2)の違い。
LaMDAは会話型アプリケーションを目的としていますが、PaLM 2は汎用的なアプリケーションを目的としています。つまり、LaMDAはテキストの生成、言語の翻訳、さまざまな種類のクリエイティブコンテンツの作成、質問への回答に優れていますが、PaLM 2は、より複雑なタスクを実行することもできます。たとえば、プログラミングタスクや科学的推論タスクを実行できます。
もう1つの違いは、LaMDAが1,370億語のデータセットでトレーニングされていることです。一方、PaLM 2は5,600億語のデータセットでトレーニングされています。つまり、PaLM 2はより多くのテキストとコードを処理し、より広範な知識ベースを持っています。
PaLM 2はLaMDAよりも高速で効率的です。

各サービスについて、より詳しく見てみましょう。

ChatGPT
特徴
・テキストとコードの膨大なデータセットでトレーニング
・テキストの生成、言語の翻訳、さまざまな種類のクリエイティブコンテンツの作成、質問への回答を有益な方法で行うことができる
メリット
・創造的で独創的なテキストを生成できる
・言語を翻訳できる
・さまざまな種類のクリエイティブコンテンツを作成できる
・質問に有益な方法で答えることができる
デメリット
・まだ開発中であり、完璧ではない
・誤った情報や誤解を招く情報を生成する可能性がある
・他のチャットボットよりも遅い可能性がある

●Bing
特徴
・Microsoftが開発した検索エンジン
・テキストの生成、言語の翻訳、さまざまな種類のクリエイティブコンテンツの作成、質問への回答を有益な方法で行うことができる
メリット
・すでに多くの人が使用している検索エンジン
・検索エンジンを使用して、質問に答えることができる
・さまざまな言語を翻訳できる
・さまざまな種類のクリエイティブコンテンツを作成できる
デメリット
・ChatGPTほど洗練されていない
・テキストの生成や言語の翻訳の精度は低い可能性がある

●Bard
特徴
・Google AIが開発した大規模な言語モデル
・テキストとコードの膨大なデータセットでトレーニング
・テキストの生成、言語の翻訳、さまざまな種類のクリエイティブコンテンツの作成、質問への回答を有益な方法で行うことができる
メリット
・創造的で独創的なテキストを生成できる
・言語を翻訳できる
・さまざまな種類のクリエイティブコンテンツを作成できる
・質問に有益な方法で答えることができる
・ChatGPTやBingよりも高速で応答性が高い
デメリット
・まだ開発中であり、完璧ではない
・誤った情報や誤解を招く情報を生成する可能性がある


チャットボットサービスを選択する際には、サービスの特徴やメリット、デメリットを比較検討することが重要です。

Bardは現在の情報を元に生成しているのに対し、ChatGPTはデータベースが2021年の為、2021年以降の情報が生成できません。

ChatGPTは過去の質問と回答が表示されていますが、Bardはその機能がありません。
Bardは、チャットのリセットをすると「現在のチャット セッションは保存されませんが、[Bard アクティビティ] でメッセージを確認できます。」と表示されます。

質問はアクティビティに保存されていますが、回答はありません。

 
★Google Bardのアドレス
 https://bard.google.com/
 

Bardは現在開発中ですが将来的には、Bardはさらに多くのタスクを実行できるようになり、より包括的かつ有益なものになると思います。
また、より多くの言語をサポートできるようになり、より多くのユーザーが利用できるようになると思います。
今後の展開として、GoogleにはGoogle Mapなど、多くのサービスを提供しているそれらのサービスと関連付けが期待できます。

 

 

 

 

 

inserted by FC2 system