
長時間パソコンを起動させておくと動きが重くなったり、突然終了など不安定になるよね〜〜
パソコンが遅くなる原因は、メモリの空きが不足していたり、 CPUが特定のアプリケーションに占有されている場合が主な原因。
メモリに余裕のないパソコンで大なデータを扱った場合、データをメモリに保存してから処理をするのでメモリの空き領域が少なくなり、処理に時間がかかる。
また、アプリケーションを多く使用した場合、1つのアプリケーションに占領されて他の処理ができなくなる。
●これらの原因の調べるには、「タスクマネージャー」を起動。
タスクマネージャーとは実行しているアプリやバックグラウンドで動いているプロセスを管理するプログラムなんだ。
また、フリーズしたアプリを強制終了したり、CPUやメモリの使用率/使用量を確認することもできる。
Windows10でタスクマネージャーを起動させるには、スタートメニューまたは、タスクバーの何もない所を右クリックするとメニューが開くので、その中のタスクマネージャーをクリック。

または、CTRLキー + ALTキー + DELETEキー を同時に押してもいいよ、のこショートカットは覚えておくとなにかと便利。

タスクマネージャーを使用するとCPUやメモリの使用率/使用量を確認できるんだ。
(1)タスク・マネージャーのパフォーマンス・タブを押した画面。
(2)左側はカテゴリ選択のための枠。
いずれかを選択すると右側に詳細情報が表示される 。
(3)(2)で選択したカテゴリの詳細情報。
メモリ解放にはこのタスクマネージャーは直接には必要ないので、参考まで
タスクマネージャーの使い方は、またの機会にでも・・
さて、本題のメモリ開放 enpty.exe の話しにもどる。
アプリケーションの起動・終了を繰り返すうちにメモリがたまって、動きがモタモタした場合には、PCを再起動すると余分なメモリが開放されて元の動きに戻るんだけど、定期的に再起動なんて面倒だよね!
そのためのメモリ解放ソフト(有料・無料)があるんだけど、メモリ開放ソフトは環境によっては不具合が起きたり、うまく開放できないこともあるみたいだ。
そこで、安全で素早くメモリを開放する方法! マイクロソフト純正のメモリ解放ツールenpty.exeを使おう。
メモリ開放ソフトとは違い、強制的に開放することはないので安全。
Windows Server 2003 Resource Kit Toolsをマイクロソフトからダウンロードする。
2003となっているが、Windows10でも問題はない!

●Windows Server 2003 Resource Kit Toolsダウンロードサイト
https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?displaylang=en&id=17657
「rktools.exe」はそのままインストールできるのだけど、メモリの空き領域を少しでも多くということがテーマなので、Windows
Server 2003 Resource Kit Toolsの中のメモリを開放する empty.exeのみを使うことにする。
ダウンロードした「rktools.exe」はそのままインストールしないで、
解凍して必要なファイルのみ抜き出す。
.exeファイルを解凍できるフリーソフトは「WinRAR」「Universal Extractor」「7Zip」「IZArc」など。
rktools.exeを解凍→ rktoolsというフォルダができる、フォルダ内にある rktools.msiを解凍→ 出てきたフォルダ内の empty.exeをコピー
注: 解凍ソフトによっては、さらに「Cabs.winrk.cabを解凍」してempty.exeを取り出す必要あり

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解凍した empty.exe を C:\WINDOWS\system32 フォルダにコピーする。
※64bit Windows7/8.1/10 などでも「system32」フォルダ内にコピー。


● empty.exe はこのままでは起動しないのだ、empty.exeを起動させるには・・・・・・
まずメモ帳を開いてパッチファイルを作る。
※Windows7 以前は、スタートメニューからすべてのプログラムのアクセサリフォルダにあったメモ帳が旧ビルドのWindows10では見当たらない!!
新しいビルドのWindows10ではスタートメニューから「Windowsアクセサリー」を開くと「メモ帳」があるよ〜。
スタートメニューはアルファベットでカテゴライズされているので「W」の欄の「Windows アクセサリ」という中にメモ帳がある。
※旧ビルドのWindows10でメモ帳を開くには・・・・・・・

「Winキー + R」を押して「ファイル名を指定して実行」で開くか、タスクバーにある検索バーに入力して開く。
「ファイル名を指定して実行を選択」で「notepad」と入力して OK をクリックする。
●メモ帳を起動させて下記の二行を記入する。
@echo off
empty.exe *
ファイル(F)→名前を付けて保存(A)をクリックする。
ファイル名(N)はempty.batやメモリ開放.batなどテキトーなファイル名にすればOK
拡張子はかならず「.bat」にする!

保存場所は ディスクトップ または マイドキュメントに保存、ディスクトップが使いやすよ。
あとはファイルをダブルクリックすれば、あっと言う間にメモリ解放してくれる。
「rktools.exe」をそのままインストールして「empty.exe」を使う場合は・・・・・
「Windows Server 2003 Resource Kit Tools」をインストールすれば「empty.exe」がパソコン内に自動でコピーされるようになっている。
エクスプローラ→PC→program file→Windows Resource Kitsへ進むと「empty.exe」が確認できる。
スタートメニューから「command shell」を起動する
スタートメニュー→「Windows Server 2003 Resource Kit Tools」→「command shell」をクリックして起動。
empty.exeを実行する
「empty.exe *」と入力してエンターキーを押すとメモリ解放!
※empty.exeと*の間には半角スペースがはいる。
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