Webブラウザとは、インターネット上のウェブページ等を表示するアプリケーションソフトで、 Windows、 Macintosh、
Unix系OS、Linux、タブレット、スマートフォン・・・ゲーム機などのWebブラウザを数えたら(テキストタイプのモノを含め)きりがない。
ウェブ内をサーフィンする場合、必要となってくるのがブラウザだ。
最近ではサイトにアクセスしただけで、PCの情報を抜き取られたり、最悪、ウイルスを送り込まれることもある。
これらのサイバー犯罪は年々増加し、悪質になってきている。


★身代金要求ウイルス
感染したコンピュータをロックしたり、ファイルを暗号化したりすることによって使用不能にしたのち、元に戻すことを引き換えに「身代金」を要求する身代金要求型不正プログラム、ランサムウェア
は記憶に新しい・・・・
ウイルスなどの対策予防に最新のウイルス対策ソフトを使うのは当然の事だが、合わせてインターネット・セキュリティの強化されているブラウザを使いたい!
■国内で使われているブラウザのTOP5(2018年5月/StatCounter調べ)
1位 グーグル・クローム(44.2%)
2位 インターネット エクスプローラ(23.22%)
3位 ファイアーフォックス(12%)
4位 サファリ(11.35%)
5位 マイクロソフト エッジ(6.2%)
6位 オペラ(0.86%)
2008年まではインターネット エクスプローラが1位の座を守っていたが、2015年8月からWindows10 の新ブラウザとしてマイクロソフト
エッジ登場した。
2015年9月、これを境にトップの座をグーグル・クロームに明け渡してしまった。

インターネット エクスプローラ

今でも多くのユーザーがいるInternet Explorer、 2016年に全てのバージョン (IE 11 を除く) の更新プログラムやパッチの送信を停止。
※なぜか今でもMicrosoft は、30日ごとにInternet Explorer更新プログラムを提供している。
今となっては、セキュリティ面で他のブラウザと比べ落ちることは仕方ないことだが、人気はあるようだ。

Windows10はMicrosoft Edge が既定のブラウザになっているが、Internet Explorer 11(開発は終了している)も付属されている。
■Internet Explorerダウンロード
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/17621/internet-explorer-downloads

マイクロソフト エッジ

Microsoftが安全性の高いウェブ・ブラウザとして推奨するWindows10標準装備のEdgeは、Windows10と連動して使うことを前提に設計されていて、Windows
Defender SmartScreen テクノロジーにより、フィッシングサイトなどの検出率はChrome や Firefox
よりも高くなっているが、Chromeと比べると使える機能や利便性に乏しい。
Windows10には、使い慣れた Internet Explorer11 も装備されているが、Microsoft EdgeとExplorerは中身がまったく違うシステムのブラウザになっている。
●起動や検索の速度が Explorer と比べると明らかに速い。
●Web ページに手書きができる「Web ノート」機能により、新しく作成した手書きやテキストのメモを Web ページに保存し、OneDriveや
OneNoteを利用して情報の共有できる。
■Microsoft Edgeサイト
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/microsoft-edge

サファリ

アップルにより開発、MacOSとiOSに搭載された標準ウェブブラウザ。
他のすべてのブラウザを圧倒したSafariの洗練されたデザインはさすがアップル!
●サイバー脅威から守るセキュリティ対策として、広告主を識別し、相互サイト・トラッキングを防止するインテリジェント・トラッキング対策。
●悪意のあるコードを検出し、マルウェアの感染を回避させる、内蔵サンドボックス機能。
●潜在的に危険なウェブサイトや感染性のウェブサイトにアクセスする前に表示される有害サイト・アラート。
●閲覧に関連のある情報の収集や保管を防止する、プライベート・ブラウズ機能が搭載されている。
※Windows版はサポート終了
■Safariダウンロード
https://support.apple.com/ja_JP/downloads/safari

グーグル・クローム

2008年12月12日に正式版が公開されたブラウザ。
ネット業界から生まれたブラウザだけあって、2017年度のブラウザ市場占有率が 54.98%とリーダー的存在になっている。
●フィッシング・サイトなど不審なサイトを開こうとしていることについて警告する、閲覧保護レイヤー。
●マルウェアが自動的にインストールされないようにするサンドボックス機能。
●更新プログラムを自動的にインストールし、セキュリティ上の欠陥を取り除く自動更新機能。
などによりウエブの脅威から守ってくれる。
■Google chromeダウンロード
https://www.google.co.jp/chrome/

ファイアーフォックス

Chrome の一番の対抗馬Mozilla Firefox は、ブラウザの古豪Netscapeの流れを汲み、 アドオンやプラグインによる機能拡張で使いやすく、自分だけのブラウザを作る事ができる。
●フィッシングの疑いのあるサイトにアクセスすると警告画面を表示。
●ハッキングの試みを防御する Linux のサンドボックス機能。
●アクセスしたウェブサイト上のクッキーやページ履歴、入力履歴などを管理し、クッキーによる個人の追跡をブロックするトラッキング保護機能。
などのセキュリティ機能が強化されている。
■Mozilla Firefoxダウンロード
https://www.mozilla.org/ja/firefox/new/

オペラ

ノルウェーのソフトウェア開発会社、Opera Software ASAによって開発されたブラウザで、現在は中国の企業グループ「奇虎360」に6億アメリカドルで売却され、同社の傘下に入っている。
かっては、Windows、Macintosh、Linux、ニンテンドーDS、Wii、その他各種携帯機器にも使用されブラウザだったが、奇虎360に売却されたことにより日本国内では、一斉にアンインストールが進んだ。
奇虎360は評判が良くないだけに安全面は不安・・・中国に情報が洩れそうで怖い!(おすすめしないブラウザ)
■Operaダウンロード
https://www.opera.com/ja
メジャーではないブラウザ
メジャーではないが、セキュリティレベルは高い。
しかし、クセがある・・・

Tor ブラウザ

Firefoxをベースに作られたウェブブラウザで、Torが組み込まれていて匿名性の高いブラウジングを実現できる(発信元の特定を困難にする「Tor
ネットワーク」による多層プロキシを経由し、IPアドレスを隠した通信経路の匿名化を可能にする)。
※複数サーバーを経由するため、他のブラウザと比べると通信速度はかなり遅くなる。
■Tor Browserダウンロード
https://www.torproject.org/projects/torbrowser.html.en

アバスト セキュア ブラウザ

セキュリティソフトメーカー アバスト によって開発されたChrome系のブラウザ。
ウイルス対策ソフト「Avast」をインストールすると一緒に(無断で)インストールされる・・・しかも勝手に他のブックマークを全部取り込む!
確かにセキュリティソフトメーカーだけあって、セキュリティ関係は充実しているが「アバスト セキュアラインVPN」の使用期間は7日。
他のブラウザに無い機能で、YouTubeで動画の右上にマウスを持って行くとダウンロードアイコンが表示されて、クリックするだけで動画をダウンロードできる。

■Avast Secure Browserダウンロード
https://www.avast.co.jp/secure-browser
国産ブラウザ

ルナスケープ

ルナスケープは、Lunascape株式会社によって開発・提供が行われている、Windows上で動作するブラウザ。
スマートフォン向けにはiLunascapeという名称で公開されている。
マウスポインタの移動などによって指示ができる、「マウスジェスチャー機能」装備。
■Lunascapeダウンロード
http://www.lunascape.jp/

キンザ

日本のDayz 株式会社が開発するChromiumベース(Chrome系)のタブブラウザ。
ほとんどChromeと変わらないデザインと操作性。
右クリックしながら軌跡を描くことでタブ操作などができる「マウスジェスチャー機能」を実装。
■Kinzaダウンロード
https://www.kinza.jp/

スレイプニール

大阪市に本社があるフェンリルが開発しているブラウザ。
カスタマイズ性の高さが特徴の一つで、自分好みのブラウザに 変える事が簡単にできる。
プラグイン機能により、公開されいる多くの機能が追加できる。
※GoogleChromeの拡張機能がすべて使る。
■Sleipnirダウンロード
https://www.fenrir-inc.com/jp/sleipnir/
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