夜の大捜査線
原題:In the Heat of the Night
アメリカ/1967年
上映時間:190分
アメリカ探偵作家クラブ賞の新人賞を受けたジョン・ボールの原作。
当時の公民権運動を背景にした、アメリカ合衆国のサスペンス映画。
主演は、「いつも心に太陽を」のシドニー・ポワチエ、「ドクトル・ジバゴ」のロッド・スタイガー。
人種差別が厳しいミシシッピ州の小さな町に降りた黒人刑事から物語は始まる。
■あらすじ
アメリカ南部の田舎町スパルタの小さな駅に夜行列車からひとりの黒人(シドニー・ポワティエ)が降り立った。
パトカーの警官サム(ウォーレン・オーツ)がうだるような熱帯夜のなかを巡回していた。
サムはパトロール中、町の実業家が殺害されているのを発見した。
駅の待合室で列車を待っていた黒人バージル・ティッブス(シドニー・ポワチエ)は、いきなり容疑者として逮捕され、署長ギレスピー(ロッド・スタイガー)の前に突き出されてしまう。
ところがその黒人は、ペンシルベニア州フィラデルフィア市警の殺人課、優秀な刑事ヴァージル・ティッブスだった。
初めて殺人事件を扱う事になった田舎町の警察の署長ギレスピーは、ベテランのティッブスの協力を頼みたいと思ったが、人種差別強い土地柄、屈辱感を覚えつつベテラン刑事ティッブスに捜査協力を依頼する。
頑固な差別主義の署長は、次第にティッブスの刑事としての能力に一目置くようになる。
■スタッフ
監督:ノーマン・ジュイソン
原作:ジョン・ボール
脚本:スターリング・シリファント
製作:ウォルター・ミリッシュ
音楽:クインシー・ジョーンズ
■キャスト
黒人刑事の捜査は人種差別が厳しい町では難しかった・・・
ティッブスが町を去る日、駅には彼を見送る署長の姿があった。
黙ったままティッブスのトランクを持ってやる事が、署長の感謝のしるしだった。
最後に見せた署長の笑顔。
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