片目のジャック

原題:One-Eyed Jacks
アメリカ/1961年
上映時間:141分

『片目のジャック』は、1961年に公開されたマーロン・ブランド主演・監督の西部劇映画です。
ブランド唯一の監督作品で、メキシコ革命を背景に、裏切られた仲間との復讐を果たそうとするガンマンの姿を描いています。

この映画は、スタンリー・キューブリックやサム・ペキンパーなどの名監督が関わったものの、ブランドの独断で大幅に変更されたことで知られています。
また、撮影や編集にも多くのトラブルがあり、当初予定されていた4時間の長編から半分にカットされました。
それでもなお、この映画は、ブランドの魅力的な演技や美しい風景、心理的な複雑さなどが評価されており、西部劇の名作として親しまれています。

美しい風景や色彩、音楽なども見どころの一つであり、海岸でルイザと語らうシーンなどはメロドラマ的ですが、西部劇の雰囲気も楽しめます。

片目のジャックの意味は、トランプにおけるハートとスペードのジャックの組み合わせを指す言葉です。
これは、ハートとスペードの絵柄は、片方の顔しか見えず、裏の顔は見えない。

映画のタイトルは、この言葉にかけています。

監督 マーロン・ブランド
脚本 ガイ・トロスパー
    カルダー・ウィリンガム
原作 チャールズ・ネイダー
製作 フランク・P・ローゼンバーグ
音楽 ヒューゴー・フリードホーファ

Marlon Brando Karl Malden Ben Johnson
     
Katy Jurado Larry Duran Pina Pellicer

1880年のメキシコで銀行強盗をしたリオとダッドは、追手に追われて別れることになります。
ダッドは金を持ち逃げしてリオを裏切り、リオは捕まって5年間投獄されます。

脱獄したリオは、カリフォルニアの町で保安官になっていたダッドと再会します。

リオはダッドの娘ルイザと恋に落ちますが、ダッドはリオを憎んで酷い仕打ちをします。

リオはルイザと一緒に逃げようとしますが、ダッドとの対決を避けられません。

砂煙の多い西部劇と違い、海辺のシーンが多いマーロン・ブランドらしい映画に仕上がっています。

 

 

 

果たして、真犯人は……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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