さらに進化したGoogleBard
2023年9月19日、GoogleのAIチャットボット「Bard」のアップデートを発表しました。
Googleが発表したAIチャットボット「Bard」のアップデートによる新機能は、以下の5つです。
1. 「Bard Extensions」によるGmailやドライブとの連携
2. Googleレンズでの画像認識
3. 返答のカスタマイズ
4. ハルシネーションチェック
5. URLを使ったやり取りのシェア
■「Bard Extensions」によるGmailやドライブとの連携
「Bard Extensions」は、Google Chromeブラウザ上で利用できる拡張機能です。この拡張機能をインストールすることで、BardはGmailやドライブなどのGoogle製品から情報を検索・表示できるようになります。例えば、Gmailで旅行の計画を立てている場合、Bardに「旅行プランを立てて」と話しかけることで、Gmailから参加者の予定を取得し、Googleマップから目的地までの経路を検索し、Google
検索からおすすめのホテルやレストランを調べることができます。
※9月30日現在この機能は、日本国内では対応になっていないようです。
■Googleレンズでの画像認識
Googleレンズは、スマートフォンのカメラで撮影した画像から情報を取得できる機能です。
Bardは、Googleレンズで撮影した画像から情報を取得し、回答に活用できるようになりました。
例えば、Bardに「この絵のタイトルは?」と話しかけ、バードのフォーム左側に 画像のアイコンが追加されているのでこの アイコンをクリックして画像を
アップロードします。
Googleレンズで絵を撮影または、保存されている画像で、Bardは絵のタイトルを回答できます。
Bardは画像をモナリザの絵画と認識して、答えました。
さらに、文字とイラストの入ったパンフレットなども文字とイラストを認識します。
「見る」、「聞く」、「話す」ができるAIに進化しました。
■返答のカスタマイズ
Bardの回答の長さや口調を、5つのオプション(短くする、長くする、シンプル、カジュアル、または専門的な表現にする)でメニューから変更できるようになりました。
これにより、Bardからの回答を素早く調整することができます。
■ハルシネーションチェック
ユーザーはAIの生成した情報や文章が実際の事実や知識とは異なる架空の可能性があるかどうかをチェックできるようになりました。
Googleの「G」 ボタンが回答の下に表示されており、回答結果をGoogle 検索で再確認することができる機能です。
ユーザーが間違った情報を見ている可能性があると判断した場合、Barドはユーザーに適切なアドバイスを提供します。
※9月30日現在この機能も、現状日本語の画面では利用できませんが、英語で実装されています。
■URLを使ったやり取りのシェア
Bardは、URLを使ってやり取りをシェアできるようになりました。
「共有する公開リンクの作成」をクリックします。
Bardとやり取りした内容をURLで共有すると、他のユーザーがそのやり取りを閲覧することができます。
これらの新機能により、Bardはより使いやすく、便利になりました。
今後も、Bardはさらに進化していくことが期待されます。
●関連記事「★Google
Bardが日本語対応」2023/5
|